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インプラント日記

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インプラント日記

(4月25日)施術、右上完全埋伏8番抜歯と7番の抜歯ソケプリ、GBR後画像

2016 5/30

4月25日にアップさせていただきました、右上完全埋伏8番抜歯と7番のソケプリ、GBR(骨造成)後の画像を患者様のご了解のうえアップさせていただきたいと思います。
まず患者様は右上7番が痛くて噛み込めないとのことで来院されまして、右上を精査させていただきますと、歯周病と喰いしばりによる過大荷重にて骨が溶けてしまい保存不可能な状態でした。
患者様は左上サイナスリフト、インプラント埋入、右下抜歯即時インプラント埋入のオペをすでに受けておられ快調に噛み込めておられる方でしたので今回もインプラントによる治療を希望されました、
CTにて精査してみますと、7番周囲の骨は大きく吸収して溶けてしまっておりましたね、ただ根尖部まで広がった骨吸収像の真上に歯冠を頬側に、歯根を口蓋側に向けて横たわる骨に完全埋伏した8番(親不知)が存在します、そして骨吸収がこの8番まで及んでいました。
★さあ!どうしましょう!!!、このまま8番を抜歯しないで、7番のみの抜歯、ソケプリ、GBRだけでは(7番にインプラントを埋入しないのなら経過観察でも良いのでしょうが)患者様は将来的にインプラントによる治療を希望されておられるわけですから、将来問題を起こす可能性のあるこの8番もきっちり抜歯して骨造成しておく必要性がある、と考えたわけです。
まず静脈鎮静下で頬側の粘膜骨膜弁を開きます、動揺している7番は簡単に抜歯終了です、リトラクターにて弁を上方に持ち上げていきますがなかなか8番が見えてきません、CTを見ながらピエゾにて頬側の骨を落としていきますとやっと8番の歯冠が少し見えてきました、慎重に骨を切削していき歯冠を完全に露出させ問題なく8番抜歯完了です。
後は骨補填してPRPに浸したバイオメンドを置き、その上にPRFをおいてテンションフリーで縫合しオペ終了です。
約8か月後にインプラントを埋入しようと考えております。尚、腫れをなるべく少なく抑えるためにステロイドをオペ後に注射いたしました。