2011/ 12/3
今、コンピューターでシュミレーションしてガイドを作り、そのホールの示す通りに
インプラントを埋入するガイデッドサージェリーが最新のインプラント治療などとして出てきましたが。
これも私的には慎重に適応症例を吟味して行わなければいけないと考えています。
このガイドの装着時のずれなどにより、適正な位置に埋入できていないという事例が起こる可能性があるからです。
特に日本人は欧米人に比べて前歯部の骨の厚みが薄いため、前歯部唇側のアンダーカット部に穿孔させてしまう可能性ががあります。
画像の患者様は都内、某有名美容外科の歯科に於いて、ガイデッドサージェリーにてインプラント埋入オペを受けたそうですが、体調を崩され通いきれない、とのことで当院に来院されました。
二次オペからお引き受けしようと思いまして、CTを撮影してみますと、見事にインプラント体が唇側に穿孔しておりました。
これではインプラント体を撤去してGBRし再度埋入しなければいけません。
☆埋入時に骨面をしっかり確認していれば
問題なかったんでしょうがねえ!!
、仕方ありません当院にて修正オペを行う予定です。
確実な骨量のあるところにのみガイデッドサージェリーは適応するのではないかと考えます。
☆現在ではレントゲンによる2次元的な審査診断だけではなく、CTによる3次元的な審査診断が必須です。☆