抜歯即時埋入、ＧＢＲ

2019 3/4

今日の午前のオペは右上１番部です。
この１番には神経をとって差し歯が入っておりましたが長年の強い噛み込みにより歯根破折を起こしてしまい保存不可能な状態になっておりました。
患者様には抜歯してブリッジでの治療も提案させていただきましたが、両隣の健全な歯は極力削りたくないとのことと、すでに左上にインプラントを装着して快調に噛み込めているとのことで、インプラントによる治療を希望されました。
ＣＴにて精査させて頂きますと歯根中央部でしっかり破折しておりました、しかし唇舌的な骨の厚みがありましたので、段階法ではなく抜歯と同時にインプラントを埋入する同時法を選択いたしました。
静脈鎮静下でフラップを開けてみますと思った通り唇側の骨のボリュウムがなく埋入と同時に側方へのＧＢＲ（骨造成）が必要な状態でした。ペリオスチール、ピエゾなどを駆使して極力唇側の歯槽骨を割らないように慎重に歯根を抜歯し、インプラントを埋入骨補填、サイトプラスト膜をタックピンで固定し問題なくオペ終了です。