2017 8/10
明日から夏季休暇の為休診となりますが、午前中にインプラント治療をされ来月上部構造体の装着予定の患者様が定期チェックで来院されましたので、ご了解の上画像をアップさせて頂ました。
この患者様は紹介にて来院された方でしたが、初診で見せて頂いた時は左上の臼歯部が下方に挺出してしまっており噛み込めなくて大変困っておられる状態でした。
どうも数年前に左下の臼歯部を抜歯され、入れ歯による治療を受けられたそうですが、痛くて噛み込めないからという理由でずっと使用されていなかったようです。
☆とにかく左で噛み込めるようにしてほしいという強いご希望でしたので、CTにて精査させて頂きますと挺出した臼歯も歯根破折も起こしており保存不可能な状態でしたね、。
☆さあどうしましょう!
空隙のない臼歯部に骨の削合とインプラントによる治療によりクリアランス(空隙)を回復させ治療が可能であることを提案させて頂きますと、是非お願いしたいということでしたので治療を開始させて頂いた患者様でしたね。
CTで診査しますと、上顎洞底までの骨の厚みが既得にもしっかりございましたので、まず下顎にインプラントを埋入し、その後上顎臼歯の抜歯と同時に骨を超音波骨切削器(ピエゾ)にて削合、トリミングして十分な空隙を確保し埋入するといった術式をとりました。
もう少しでしっかり噛み込めますからねー。!