2016 6/20
今日の午前中のオペは左下の臼歯部4,5,6,7部です。
患者様は長年保険の入れ歯を使用されていたそうですが痛くて強く噛み込めなかったそうです。
そして前医の勧めもあり自費による金属床義歯にされたそうです、しかし保険の入れ歯同様違和感が強く、痛みがあり強く噛みこなせないとのことでインプラント治療を希望され当院に来院されました。
まずパノラマ(2D)にて診査してみますと、若干歯槽頂から下顎神経までの距離が近いぐらいで問題ないかなあと考えておりました、次にCTを撮影させていただき精査してみますと、4、5、6相当部歯槽頂の骨幅が3,2から3.8ミリ程しかありません、さあどうしましょう!
★(まず側方にメンブレンを用いGBR骨造成し、8か月ほどおいてからインプラントを埋入する段階法も考えました、そして骨造成後に埋入することになりますからトータルで1年半ぐらいの治療期間が必要になってきてしまいます)
★私が施術した治療内容は、まずスプリットクレストして骨をピエゾにて優しく割りボーンスプレッダーにて骨を押し広げてGBRしインプランをト同時に埋入するという術式です。
粘膜弁を開けていきますと非常に狭小な歯槽骨が現れました、そこはCTにて事前にしっかり確認済みでしたから、ピエゾにて慎重の骨を削合しオペを進めていきました。
また5番遠心部のオトガイ神経の開口部が歯槽頂より6ミリ程の所にありましたからこの部位の頬側粘膜剥離は神経損傷のないように慎重に行わなければいけません!
約2時間弱でオペは問題なく終了いたしましたが、患者様は静脈鎮静によりぐっすりお休みでしたねー!