2015 7/21
今日の午前中のオペは、歯根破折で保存不可能な左上4番です。
患者様はすでにインプラント治療を複数本施術されておられる方でしたので、今回も抜歯と同時にインプラント即時埋入を希望されました、。
ピエゾにて抜歯し、インプラント埋入問題なく終了です。
☆ただこの患者様は8年前にもインプラント治療を当院にて施術され問題なく経過してこられた方でしたので、今回もすぐに施術可能かと、今年1月の来院の時には考えておりました。
ただ8年前のオペ時に糖尿病の境界型でして、まだその時はぎりぎりオペ可能でしたが、8年も経っておりますからということで、☆当院にて採血し臨床検査に出てみますと、空腹時血糖値が270(正常値109以下)、ヘモグロビンA1Cが11(正常値6,2以下)と完全な糖尿病に罹患している状態でした。!
すぐに糖尿病専門医の先生を紹介し、受診してもらい血糖降下剤投薬による治療と管理栄養士さんからの厳しい食事指導を受けていただいた結果(本人の頑張りもすばらしいですが。)半年でヘモグロビンA1Cが6,5まで下がり、担当医の先生からもオペ可能のお墨付きを頂き今回のオペに至ったという経緯です。
☆皆様!歯科に於いても血液検査は必要なものになってきているんですよ!!!
☆高血糖を把握されないまま施術に至っているケースも多くあるんでしょうねー、!(当然予後不良となってくるでしょう!!)
今、自分での自覚のないまま生活習慣病になってしまっておられる方が、多いのには驚かされます。
歯周病も糖尿病の第6番目の合併症と言われており重度の歯周病の方の3割前後の方が血糖コントロール不良、若しくはすでに糖尿病に罹患しているとも言われています。!血糖のモニタリングや、血液検査は必須なものとなってきていますね!