2013/ 6/3
今日はインプラント歯科治療をしていく上に於いてCTでの3次元的な診査診断の必要性について話したいと思います。
この患者様は左上5番が欠損しており、インプラント治療を希望され紹介にて来院されました。
歯周初期治療を滞りなく終了させ、オペに入る前にCTを撮影し、3次元的な診査をさせてもらいました。
そうしますと、2次元的なパノラマ画像(下段左端)からでは読影
しきれなかった大きな左上6番近心頬側根に根尖病巣を確認いたしました。
★まずはこの病巣の掻破と骨補填の処置、若しくは近心頬側根の分割抜歯から行っていかなければなりませんね、もしそのままインプラント埋入でもしようものなら、必ずこの病巣からの感染でうまくいかないものと考えます。
下段のサジタル、アキシャル画像を見ると病巣の存在がはっき確認できます。
★このように今の歯科治療におきましては医科同様にリアルタイムでCTを撮影させていただき適切な診査診断が必須であると考えます。